あした、また。

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   望みを抱く者は 高くて危険な階段を上がり、如何にして降りるかを考えない。

   それは「上がる」という野望が、「落ちる」恐怖を飲み込んでしまうからだ。

                    (トーマス・アダムス「魂の病」より)

 

 誰とも話さず、誰にも逢わずに過ごした短い夏休み。また夜になって、再び目覚めたら、砂を噛むような毎日が始まる。

 

 そして短い夏休みは何もしないまま最終日を迎えた。いつもと同じ午前4時30分に起きて、朝食をとって、ラジオを聞いて、早朝の電車に乗る以外は、普段と何も変わらない朝。最終日くらいなにかしようかと思ったけど、結局何もしないでこれを書いている。何もせず、誰とも話さない休みも悪くないと思った。昼間は筋トレが気晴らしになって、あまり退屈せずに済んだ。誰かがいないと、ではなくて、誰もいないから。そういう夏休みも今はいいと思える毎日だった。

 

 ただ、あしたはまた、あの毎日が始まると思うと、正直憂鬱。まぁ、1時間も仕事をすればそんなこと忘れてしまうのだけれど、今は精神的な安定を得る方法が乏しくて、仕事すればするほど自分の心の中にあるものを壊しながら、なんとか前に進んでいる。

 

 そしてまたボクは歩き始める。自分の心を、ちょっとづつ壊しながら。。

 この壊れていく毎日が、終わる日が訪れるのは、まだまだ先。

 壊れていく毎日を、今は止める術が、ない。