魂の、小さな呟き。

f:id:hajime_tokyo:20200621180431j:plain

 

思考の声、心の声、そして、魂の声。

思考は大きな声で言った。「だから、なんなんだ」と。

心の声がそれに続いた。「そうだよ、だから」と。

 

魂の声は小さく、そして頼りなく、ぽつりぽつりと零すように呟いた。

 

「それでも、それでも、諦めたくない。そう生きることを」と。

 

今にも消えてしまいそうなその声は、悲鳴にも似て、嗚咽するように、呟いていた。