再会と再開

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逢えない日が続いていた。

そんなときに偶然彼女と逢った。

止まっていた時計が、何事もなかったかのように動き始めた。

 

  国家試験を控えてしばらく会うことも話すことも控えていた。そして職場の集会がある金曜日。今日は帰って来たら会える。と。淡い期待だけ持ってコンビニにコーヒーを買いに行ったらエントランスの向こうに彼女が見えた。

 思わず駆け寄ったら彼女も気がついて合流。彼女のセクションで事前に打ち合わせがあって遅刻して来たけど気にしない!って、いやいや気にした方がいいよと笑顔で送り出す。偶然と突然が混じり合ったこの再開を境に、まるで何事もなかったかのように時計が動き始めた。

 無事試験も終わり、その後はLINEのtime lineに再び彼女が帰ってきた。「街はお祭りで一日中賑やか」と、彼女の日常が届いて癒された。再会と再開を繰り返しながら、ボクと彼女の日常は少しづつその針を動かしているんだ。