決意と努力

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ボクはキミに決めた!

だがしかし、目の前に横たわる「抗えない命運」

何があってもこの命運と対峙せねばならない。

 

 彼女の生年月日が知りたくてLINE でそれとなく尋ねたら、血液型や星座の付帯情報と共にあっさりおしえてくれた。(何をしたいか悟られた瞬間だったw)僕も情報と共に「雑な笑いのネタにどうぞ」と自虐したら。

 

「奥さん的には、旦那の介護と両親の介護が同時に来そうで。。」

 

とレスが来た。正直嬉しかった。そういうことを考えてくれていたこともそうだけど、リスクをきちんと口にしてくれることは頼もしいし、抗えない命運を当たり前のように理解しているということに安堵した。

 

「僕は最期の1日まで現役であり続ける覚悟はできています。生き直す決意です。」

 

そう答えた。

 

 彼女と僕の間にある、「抗えない命運」たる年齢差は21歳差。彼女が若いとはいえ、結婚を意識出来ない相手にいつまでも時間を費やせる程、彼女は暇じゃない。ここから先は僕自身が真剣に向き合って、そして取り組んでいかないといけないんだ。

 

 僕が出来ることはそんなに多くはない。

 

1)自分を衰えさせない

 結婚したら穏やかに年を取る、じゃなくて、最期の1日まで、バリバリのフィジカルを維持すること、向上させることを絶やさないこと。近年研究で筋肉は何歳からでも鍛えられることがわかったのだから、栄養を取って、自分で自分を衰えさせてはならない。

 

2)残された時間を「僕の去った世界」のために生きる

 何があっても僕が先に死ぬのだから、いつまでも生きるというより、死んだ後の世界がより良くなければいけない。彼女はそのときでもまだ若いのだから、僕がそうしたようによりよく生きるために彼女が再婚することだって認めなくちゃいけないし、その後の人生のために残すものも残さなければいけない。

 

3)進歩を諦めない

 フィジカルはなんとかなっても、新しいことへの取り組みとか、そういうところは若い人に瞬発力では絶対に敵わない。現役を貫く以上、知見や知識を活かして、若い人には真似の出来ない「進歩的向上」を絶やさないことが必要だ。

 

 今を生きる70代が、20年前に考えられていた老人とは全く異なることを理解して、より良く生きる決意と弛まぬ努力が、僕には課せられているんだ。