好きになりすぎてはいけない。

好きになりすぎてはいけない。

想いは、どうしても自分を苦しめてしまうから。

でも、突き動かすのもまた想い。

 

  今はまだ、自分の想いは深刻ではないけれど、このままならその想いは強くなる一方に、多分、進んでしまう。。「それはダメだ」と、ずっと自分に言い聞かせているけれど、ちょっと気を抜けば、その人のことを考えている自分がいる。

 一方で、その人はまるで美少女がそのまま大人になったみたいな、全く別な世界から飛び出してきたみたいな人だから、うーん。。この言葉をここでは記したくなかったけど、「口説くこと」自体が簡単に成立しない相手。って感じ。ところが取り付く島が意外にもあるにはあって、相手の懐に入る手掛かりも実は見えてはいるし、正直その人は何度も僕に取り付ける要所を明確に教えてくれている。なのに僕はまだそこに手をかけてはいないのだ。何故?

  簡単に言ってしまえば本当は僕が臆病だからだ。まだまだ判らないことがことが多すぎるし、飛び込んだ瞬間にそれを後悔することになってもおかしくない人だから。モチ、近づかなければそれを知ることは難しいのだから卵が先か鶏が先かの論理と同じだということも分かっている。が、そうやって自分の中で相手に近づく想いを反芻していると、ズルズルその人への想いを募らせてしまいそうで嫌だ。

  ほんと、正直かなり困ってる。10人がその人を観て、10人が恋してしまうような人を、今まで僕は自分から口説いたことは一度もない。が、そういう人が常に誰かとどうにかなっているわけではないことももちろんわかってる。勇気を出して、少しづつ距離を縮めるしかないんだけれど、それには想いは必要で。こんなジレンマを抱えながら、この恋路は進んでいる。